雑穀の山里さいはら農力検定3級秋蕎麦コース

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「しごと塾さいはらプロジェクト」は、都市農村交流しごと塾 第4回「やりたいことをカタチにする」で生まれたプロジェクトです。 今年6月に発足した「NPO法人さいはら」と共同で、山梨県上野原市西原地区を拠点に「まちからむらへ通い続けるきっかけ・しかけ作り」に取り組んでいきます。

1年目の取り組みとして、「都市生活者の農力向上委員会」と協働で、「雑穀の山里さいはら農力検定3級秋蕎麦コース」を開催することになりました。地元の方を講師に迎え、種まき〜土寄せ〜収穫〜そば打ちと一連の作業の実技と、各回関連した座学を行い、充実した学びの場を目指します。
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カリキュラムの第1回は、8月21日(土)に秋そばの種まきを行います。次回以降の日程は決まり次第、ご連絡します。あわせてご検討下さい。

*農力検定のカリキュラム
=第1回:8月21日(土)=
【実技】耕起・種まき
【座学】そばの蒔き方・1年の流れ、西原の土地・農

=第2回:9月下旬=
【実技】中耕・土寄せ
【座学】中耕・土寄せ、西原のお祭り・文化
※祭り(神楽舞)にあわせて宿泊イベント併催予定

=第3回:10月下旬=
【実技】収穫
【座学】収穫とその後の作業、西原の農具・水車

=第4回:11月下旬〜=
【実技】そば打ち
【座学】そばの打ち方、西原の食

*検定認定:以下の出席率に基づきカード大の認定証を授与します。
・3日以上のフル参加で「西原農力検定3級秋蕎麦コース」
・1日以上のフル参加で「西原農力検定4級秋蕎麦コース」

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*第1回プログラム詳細:しごと塾さいはらプロジェクト〜秋そば栽培〜
□定員 :12名(残り4名)
□申込締切 8月19日(木)※直前のご案内となり大変申し訳ありません。
□当日の集合:8月21日(土) 9時20分 JR中央本線「上野原駅」集合
※ 新宿駅8:14発ホリデー快速河口湖で上野原駅9:16着です
※ 上野原駅と西原の往復・現地移動はレンタカーに分乗します
※ 路線バス・自家用車等を使っての現地参加もご相談下さい
□場所:山梨県上野原市西原(さいはら)地区「羽置の里 びりゅう館」
 http://www.biryukan.com/
□スケジュール
・10時:さいはら着・オリエンテーション
 座学「そば栽培・西原の土地・農」/実技(耕起〜)
・12時:昼食「手打ちそば」(びりゅう館)
 実技(〜播種)/周辺散策(水車など)
・16時:シャワー・着替え
 対話会
・18時:軽食「びーる館」(びりゅう館)
・18時30分:さいはら発
・19時20分:上野原駅 解散
※ 上野原駅19:32発をご利用いただけます。新宿駅20:44着です
□持ち物:汚れても良い服・靴(農作業用)、軍手、帽子、飲料(現地購入可)
 洗面用具(シャワー用)、着替え、筆記用具
□参加費:実費6,000円(レンタカー代、現地謝礼など)
 ※当日お支払下さい。
 ※上記の金額は、第1回のみの参加費となります。
 ※上野原までの電車代、昼食代、軽食(び〜る館)代は含みません。
 ※直前となりますので、万が一キャンセルの場合は全額お支払いをお願いいたします。

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*お世話になる西原の皆さまのご紹介
・舩木昭男さん文美子さんご夫妻(おとうさんおかあさん)
おとうさんは西原ご出身で約10年前にUターン。
移住・訪問者の最大の理解者のおひとり。
今年6月に発足したNPO法人さいはらの理事長に。
おかあさんは郷土料理の達人で、
おふたりのおもてなしの気持ちが、西原の魅力。

・白井誠一さん
立教セカンドステージ大学で上野原の市議会議員と出会い、
西原地区のびりゅう館で、館長として関わることに。
現在は、鎌倉と西原の二地域居住中。
西原でのイベントはびりゅう館が中心となって主に動くので
今後の企画でも、お世話になります。

・菊地容子さん(きくちゃん)
びりゅう館スタッフ。20代の女性。
東京から古民家宿をつくるべく、西原に移住。
古民家宿計画はゆっくり進めながら、
今は西原でのイベントや地域ブランドづくりで
メインで動いているとってもパワフルな女性。

・夏目暁子さん(あきちゃん)
菊池さんと同じく、20代の女性でびりゅう館スタッフ。
大学時代から西原に訪れていて、そのまま移住。
西原でのイベント等、地域の若者たちと一緒に
びりゅう館、西原を盛りたてています。


*お申込み・お問合せ:
・下記の内容を明記のうえ、メールにてお申し込みください。
  (1)氏名  (2)年齢  (3)E-Mail  (4)TEL  (5)所属
  (6)参加動機は何ですか?

□担当:しごと塾さいはらプロジェクト 澁川 隆一さん
□メールのあて先:ryushibu(a)gmail.com



カテゴリー:042しごと塾さいはら(山梨県) | 投稿者 xbheadjp : 10:47

 

農力検定の目的と特長

*農力検定の目的
今、農業に憧れる老若男女が増えています。それは「つながり」や「きづな」が希薄になった都会生活や、勝ち続けなければ負け組のレッテルを貼られる競争社会の反動なのかもしれません。雑誌やテレビ番組でも多くの特集が組まれているほか、実際に市民農園や農家民宿、援農バイトやボランティアで農作業をする人も増えているようです。

しかし単発的な体験作業やレジャー感覚の収穫イベントに参加しただけでは、農作業の知識は身につきません。そこで持続可能な生活を考える会では「農力向上委員会」を立ち上げ、農的知識を体系的かつ効率的に習得して頂くことを目的に「都市生活者のための農力検定」を創設しました。

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*農力の重要性
百獣の王ライオンは、親から狩の仕方を学びます。単細胞生物のアメーバに至っては、誰に教わることなく餌を捕食します。しかし万物の霊長であり、食物連鎖の頂点に君臨しているはずの我々の多くは、「自分で自然界から食物を採取して食べる」という生物としてごく当たり前のはずの術を知りません。

よくよく考えればそれは、ネイティブの外国人と気兼ねなく話す英会話力より、次々と世に出る最新のツールを難なく使いこなすITセンスより、よほど大事な基礎的能力なのではないでしょうか。

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*農力は「No!力」
数年前に生活保護が受けられなかった失業者が、「おにぎり食べたい」という遺言を残して餓死していたという事件がありました。極端な例かも知れませんが、あなたも似た境遇ではありませんか?「とても社会に貢献しているとは思えない仕事に、日々追われている」「あまり人道的とは思えない指示を受けても、首にはなりたくないので逆らえない」

そう、すべてを金で解決する社会で、すべてを金で解決する生活に染まってしまうと、いつの間にかお金に縛られて、人間としての当たり前の判断さえできなくなるのです。もしあなたがそんな閉塞感に苛まれていたら、ますは自給力を高めましょう。農力は「No!力」。それが、人間性を取り戻す第一歩なのです。

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*農力の幅と奥行き
そうはいっても、「農家が百人集まったら、百通りのやり方がある」といわれるのが農作業のノウハウです。とても一筋縄ではいきません。そこで農力向上委員会では、ベースとなる級ごとの資格要件だけを整え、細かい認定基準や合否判断は主催者団体にお任せするオーナーシップ検定制度を採用しています。

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ですので同じ農力検定3級でも認定団体によって内容に多少のばらつきも出ますが、逆の捉え方をすればそれが個性であり、自分の方向性に合った農法を探し選ぶことのできる、幅の広さや奥の深さでもあるのです。

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カテゴリー:99農力検定とは | 投稿者 xbheadjp : 17:59

 

農力検定のミッションと背景

*ミッション
ともすれば土にも触れず全てはお金で解決できると勘違いしている都市生活者に、自然の営みの環から食物を分け頂くことの大切さを「農力」として意味づけ、「検定制度」としてその価値を高めていく事業を新たな教育産業として創設し、食料自給率の向上や地方の雇用創出、ひいては農山村の再生で経済成長に頼らない最小不幸社会の実現を目指します。
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*背景
=農業の現状=
日本の農業は農家の高齢化、次世代の担い手不足、耕作放棄地の拡大、鳥獣被害の増加など危機的状況に瀕しています。そんな中で若者を就農させようという動きも広がっていますが、外国産農産物との価格競争や市場での価格決定権の喪失、猫の目農政の影響などで、とても明るく希望に満ちた産業とはいえません。そもそもグローバル化した市場を相手にして、家族単位で営まれる小規模農業では勝ち目はないので、農業の再生には従来にはない発想の転換が不可欠です。

=失業者の現状=
リーマンショックのダメージも癒え、景気は根強い外需に支えられて持ち直しつつあるといわれますが、業績が良いのは一部の輸出関連企業だけで、日本の労働環境は低迷を続けています。行政は雇用調整助成金での底支えや手厚い職業訓練の実施でこの窮地を乗り切ろうとしているようですが、そもそも需給ギャップが35兆円もある現状では、労働者が職にあぶれるのは自明の理なのです。セーフティ・ネットの充実を訴える活動も盛んで、ホームレスに生活保護を受けさせ、住処を斡旋する動きもありますが、働けるのに働けない若者達をどれだけ税金で保障し続ければいいのか、生理的に納得できない面も残ります。今こそ「授人以魚 不如授人以漁」の考え方を取り入れるべきなのでしょう。

=自給率の現状=
人類の欲望が地球の許容範囲を超えてエネルギーや水、食糧の需給が逼迫したとき、そして外貨を稼がなければ、生存に係わる資源をも調達できない日本の国際競争力が地に落ちたとき、我々にはどんな災難が降り掛かるのでしょうか。単純に考えて石油の需給が逼迫し、価格が高騰して物流コストが合わなくなれば、輸送船も航空便も機能しなくなり、輸入食料の安定供給は厳しくなります。挙句に石油由来の化学肥料も無くなれば、トラクターばかりか軽トラさえも動かないのです。江戸時代の農業に戻りたくとも、田畑を耕す牛馬もいなければ、堆肥を供給する里山も失っています。最悪の事態を避けるためには、何をすべきでしょうか。まずはなにより農山漁村の地域再生と東京一極集中の緩和が、日本が抱える最重点課題に違いありません。

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カテゴリー:99農力検定とは | 投稿者 xbheadjp : 17:46