第3回 岩澤信夫と歩く「究極の田んぼ」ツアー
不耕起冬期湛水農法で著名な岩澤信夫さんの視察&講演ツアーに参加したのでレポートします。
20年以上も耕してない「藤崎農場:藤崎芳秀氏の田んぼ見学」、30年以上のイネつくりの苦労と発見と喜びの積み重ねから醸し出される「岩澤信夫の語り」は、耕さない田んぼのイネつくりの両輪となり、「究極の田んぼ」を読んで感動したあなたに、更なる感動を与えるでしょう。(日本不耕起栽培普及会HPより)
*開催日時:2010年10月02日(土曜日)10:00〜15:30
*開催場所:千葉県香取郡神崎町及び香取市周辺
*参加費用:3500円(一般)
*主催:NPO法人 未来農業研究センター
*協力:藤崎農場>http://www.ab.auone-net.jp/~fujisaki/
*協賛:日本不耕起栽培普及会>http://www.no-tillfarming.jp/
*藤崎農場視察
□生きものいっぱい、生物多様性の田んぼ環境)
□慣行農法の田んぼ □不耕起冬期湛水の田んぼ
□慣行農法の稲の根 □不耕起冬期湛水の稲の根
・根枯れを起こしている ・稲刈り後も元気
*講義「耕さない田んぼの苦労と発見と喜びと」
=岩澤語録=
・慣行農業はいかに肥料をやるか/不耕起農業はいかに肥料をやらないか。冬期湛水で糸ミミズが肥料をやってくれる。エネルギー不足で餓死しないための農法。
・田んぼは水溜りなので酸欠。そこでサヤミドロが酸素を供給してくれる。大量のメダカが生きられる。タニシが桁違いに増える。
・桁違いの糸ミミズのウンチがヌルヌル層になる。ヌルヌル層で無除草栽培ができる。
・害虫もいるが天敵も多いので大量発生しない。
・稲が私たちに語りかける。稲がお師匠さん。
・湧き水が綺麗なのは岩盤ではなく微生物が濾過するから。冬期湛水の田んぼは緩速濾過の手法と同じ。
・今の慣行農法は国家が教祖様、農家はマインドコントロールされている。安全な米を食べたい人は、自分で作って食べた方がいい。
・稲はアンモニア帯窒素が大好き。田んぼを乾かして酸素が入ると、嫌気性微生物がいなくなって好気性の硝化菌が発生する。
・農協から種籾を買わないと入札を受けられない。農協と種子業界の癒着。
□5枚葉の正苗
□不耕起の田んぼに飛来したオオタカ
□試供販売された精米
カテゴリー:031千葉県の農場/農園 | 投稿者 xbheadjp : 2010年10月03日 17:45