『世界が食べられなくなる日』 高橋一也さんトークショー@アップリンク取材記録
『世界が食べられなくなる日』を上映しているアップリンクで、warmerwarmerの代表をされている高橋一也さんのトークショーがあると知り、取材記録にお邪魔しました。
ジャン=ポール・ジョー監督の映画じたいは、『セヴァンの地球のなおし方』同様に遺伝子組み換え技術の危険性を福島原発の悲惨さに重ね合わせ、太鼓の響きにのせてドキュメントに仕立てる構成で、それぞれがより深刻な根っこを持つだけに荒っぽさが感じられ、あまり感情移入できませんでした。一方で高橋さんのトークでは、在来種を守っていく責任は、快適便利な生活ばかりを追い求め、すべてをお金で解決することに罪悪感すら感じないできた私たち自身にあることを改めて気づかされました。持続可能な生活を取り戻すためには、伝統野菜のタネのみならず、日本の風土で培われてきた伝統文化も継承する必要があるという思いをより強く感じた上映会でした。
アグロエコロジーとは、自然と未来の世代を尊重し行われる持続可能な農業システムである。本作には、アグロエコロジーを実践しているセネガルの農業学校が登場する。村の若者に教える先生はこう語る。「人間は毎日何かを食べる必要がある。その食べ物は農民が作る。タネを大切に育てなさい。そして、自分たちでタネを毎年収穫してGM作物の侵入を阻止するんだ。植物や動物は未来のための大切な資本だ。それを忘れるな」。“タネ”は命の源で、可能性そのもの。“タネ”を受け継ぎ、汚染のない世界を子どもたちに残すために私たちが必要としているものは、新しい技術か、それとも古来から受け継がれる知識なのか。(公式サイトより)
*日時:2013年6月13日(木)18:30〜
*場所:UPLINK FACTORY(渋谷)
*出演:高橋一也さん(warmerwarmer代表)
*料金:1500円
*『世界が食べられなくなる日』予告編
*トークショー
>世界が食べられなくなる日:http://www.uplink.co.jp/sekatabe/intro.php
>warmerwarmer :http://warmerwarmer.net/
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カテゴリー:062TPP関連 | 投稿者 xbheadjp : 2013年06月14日 08:43