有機農家さんと考える、優しくて美味しい野菜を次世代へ継ぐために、私たちができること。(イベント告知)
空梅雨に始まり、猛暑、台風、そして日照不足。今シーズンの異常気象は、私たちの食生活にも大きな影響を与えました。お米は最小限の減収ですんだようですが、野菜の値段は乱高下が続いています。食べる立場でさえ困るのに、つくる側の農家には、どのような苦労があるのでしょう。消費者は国産がだめなら輸入農産物を買えば済む話かもしれませんが、水不足に悩み、猛暑にあえぎ、強風に施設を飛ばされ、秋雨が続いて農作物がうまく育たない日々は、「エアコンを適切に使う」といったその場しのぎで、やりすごせる話ではないのです。
国連は「誰も置き去りにしない」というスローガンを旗印に、2030年までに達成すべき17の目標を掲げています。しかし、短期的な利潤追求を目的とする工業的な大規模農業では、これらが成り立たないことは明らかです。実をいうといま、私たちの食卓は石油を派手に燃やし、弱者を低賃金で働かせ、しかも農地を弱らせることで、賄えているのです。つまり消費者が、いつもの食事に「早い、安い、旨い」を望む限り、この豊かさは長続きしません。
では、どうしたらいいのでしょうか。まずは現状をしっかり踏まえて、持続可能な食と農の「あたりまえな姿」を思い描いてみませんか。
<概要>
*催名:みんなで考えよう!SDGs時代の持続可能な農と食
=第2回日本版アグロエコロジー東京フォーラム=
*日時:2018年12月2日(日)13:00〜17:30
*場所:國學院大學渋谷キャンパス2号館2104教室
・地図:https://www.kokugakuin.ac.jp/access
*定員:150名
*参加費:当日カンパ制1口500円:一般2口以上/学生1口
*主催:日本版アグロエコロジー勉強会
*詳細/申込(こくちーず):https://kokucheese.com/event/index/542816/
<内容>
*問題提起:古沢広祐氏(國學院大學)
*来賓挨拶:
・中井徳太郎氏(環境省 総合環境政策統括官/「つなげよう、支えよう森里川海」チーム長)
・及川仁氏(農林水産省農業環境対策課長)
*基調報告:
・江守正多氏(国立環境研究所)
・関根彩子氏(国際環境NGOグリーンピース・ジャパン)
・坂田昌子氏(国連生物多様性の10年市民ネットワーク代表)
=休憩=
*パネル・ディスカッション:『みんなで考えよう!持続可能な農と食』
・下山久信氏(全国有機農業推進協議会/さんぶ野菜ネットワーク)
・相原成行氏(日本有機農業研究会/相原農場)
・ジョン・ムーア氏(一般社団法人シーズ オブ ライフ)/他
*総括:尾崎零氏(産消循環自給農場「べじたぶる・ はーつ」)
>主な登壇者の略歴もこちらに記載しています。
早めの申し込みをお願いします。
*詳細/申込:https://kokucheese.com/event/index/542816/