有機農業研修・基礎編@足立区立都市農業公園
日本有機農業研究会主催の有機農業研修・基礎編(初日)に参加して、USTREAMの中継録画をさせて頂いたのでレポートします。
東京の荒川沿いに、約6ヘクタールの足立区立都市農業公園があります。そこには、田んぼ、畑があり、その管理は、日本有機農業研究会が有機農業で行っています。この有機農業実践基礎講座は、その公園の田畑のようすもみながら、同公園内の会議室で開催します。(案内メールより)
*日時:2010年10月9日(土)〜10日(日) 午前10時〜午後4時10分
*会場:足立区都市農業公園・会議室(東京都足立区鹿浜2−44−1)
http://www.kankyo-kan.or.jp/park/park.htm
*講師:
・魚住道郎さん(茨城県石岡市 有機農家、日有研副理事長)
・魚住昌孝さん(茨城県石岡市 都市農業公園の日有研スタッフ)
□右は日本有機農業研究会理事長の佐藤喜作さん
・相原成行さん (神奈川県藤沢市 有機農家 日有研理事)
□相原農場より>http://www.rangers.bz/~aihara-farm/
・明石誠一さん(埼玉県三芳町 都市農業公園の日有研スタッフ)
*参加費:
・2日間とも参加:1人 6000円(会員は5000円)
・1日のみ参加 :1人 3000円(会員は2500円)
*主催:NPO法人 日本有機農業研究会事務局 http://www.joaa.net/
電話 03−3818−3078/e−mail info@joaa.net
*内容:=第1日目 10月9日(土曜日)=
・10:00〜11:00:「自然生態系を活かした有機農業」魚住道郎さん
□アオムシサムライコマユバチの繭
□アオムシサムライコマユバチの成虫
□有機農業の技術(板書)
・11:00〜12:30:圃場見学と堆肥のつくり方の説明 魚住昌孝さん
□サツマイモ苗(ベニアズマ)
□アカネギ
□ニンジンの苗
□シンクイムシにやられたダイコン苗
□在来種のダイズ苗
□稲穂(もち米)の天日干し
□堆肥場 □切り替えし用重機
□重機による切り替えし作業
・13:30〜14:50:「有機野菜の栽培」相原成行さん
□相原農場のボカシ肥 □腐葉土
・15:00〜16:10:質疑応答とディスカッション
相原成行さん、明石誠一さん、魚住昌孝さん
□質疑応答の模様
カテゴリー:農村視察 | 投稿者 xbheadjp : 23:42
第3回 岩澤信夫と歩く「究極の田んぼ」ツアー
不耕起冬期湛水農法で著名な岩澤信夫さんの視察&講演ツアーに参加したのでレポートします。
20年以上も耕してない「藤崎農場:藤崎芳秀氏の田んぼ見学」、30年以上のイネつくりの苦労と発見と喜びの積み重ねから醸し出される「岩澤信夫の語り」は、耕さない田んぼのイネつくりの両輪となり、「究極の田んぼ」を読んで感動したあなたに、更なる感動を与えるでしょう。(日本不耕起栽培普及会HPより)
*開催日時:2010年10月02日(土曜日)10:00〜15:30
*開催場所:千葉県香取郡神崎町及び香取市周辺
*参加費用:3500円(一般)
*主催:NPO法人 未来農業研究センター
*協力:藤崎農場>http://www.ab.auone-net.jp/~fujisaki/
*協賛:日本不耕起栽培普及会>http://www.no-tillfarming.jp/
*藤崎農場視察
□生きものいっぱい、生物多様性の田んぼ環境)
□慣行農法の田んぼ □不耕起冬期湛水の田んぼ
□慣行農法の稲の根 □不耕起冬期湛水の稲の根
・根枯れを起こしている ・稲刈り後も元気
*講義「耕さない田んぼの苦労と発見と喜びと」
=岩澤語録=
・慣行農業はいかに肥料をやるか/不耕起農業はいかに肥料をやらないか。冬期湛水で糸ミミズが肥料をやってくれる。エネルギー不足で餓死しないための農法。
・田んぼは水溜りなので酸欠。そこでサヤミドロが酸素を供給してくれる。大量のメダカが生きられる。タニシが桁違いに増える。
・桁違いの糸ミミズのウンチがヌルヌル層になる。ヌルヌル層で無除草栽培ができる。
・害虫もいるが天敵も多いので大量発生しない。
・稲が私たちに語りかける。稲がお師匠さん。
・湧き水が綺麗なのは岩盤ではなく微生物が濾過するから。冬期湛水の田んぼは緩速濾過の手法と同じ。
・今の慣行農法は国家が教祖様、農家はマインドコントロールされている。安全な米を食べたい人は、自分で作って食べた方がいい。
・稲はアンモニア帯窒素が大好き。田んぼを乾かして酸素が入ると、嫌気性微生物がいなくなって好気性の硝化菌が発生する。
・農協から種籾を買わないと入札を受けられない。農協と種子業界の癒着。
□5枚葉の正苗
□不耕起の田んぼに飛来したオオタカ
□試供販売された精米