「エネルギー選択肢」についての意見交換会取材記録
整理が遅くなりましたが、市民メディアの立場で現場へ行って写真記録を取りましたので、動画の抜粋を添えて報告します。(USTREAM配信はIWJさんです)
将来の原発比率などエネルギー選択について政府がパブリックコメントなどで国民の意見を聴いています。政府の選択肢や、そのプロセスなどに関し、NGOや参加者が意見表明、政府と意見交換します。政府の「国民的議論」の問題点も明らかになるでしょう。参加費無料(資料代500円)、申し込み不要。どなたでも参加できます。ぜひ、お気軽にいらしてください。(グリーンピースの告知ブログより)
*催名:未来のエネルギーはどれ?『選択肢』に関する政府との意見交換会
*日時:2012年7月19日(木)午後3時〜5時
*場所:衆議院第一議員会館 B1 大会議室(定員300人)
*主催:eシフト/原発ゼロ・パブコメの会
*司会・丸子安子氏(みんなで決めよう!「原発」都民投票&国民投票)
=プログラム=
*趣旨説明:竹村英明氏(環境エネルギー政策研究所ISEP)
>USTREAM:http://www.ustream.tv/recorded/24091986/highlight/279577
1.政府から「エネルギー選択肢」について説明
・説明者:国家戦略室 清水康弘審議官
>USTREAM:http://www.ustream.tv/recorded/24091986/highlight/279582
2.NGOと参加者からの意見表明と意見交換
*NGOからの意見表明
>USTREAM:http://www.ustream.tv/recorded/24091986/highlight/279591
・平田仁子氏(気候ネットワーク)「省エネの可能性について
・船津寛和氏(ISEP)」「自然エネルギーの可能性について」
・西尾漠氏(原子力資料情報室)「使用済み核燃料再処理などについて」
*参加者と意見交換
・福島みずほ氏(社民党党首/参議院議員)
>USTREAM:http://www.ustream.tv/recorded/24091986/highlight/279592
3.枠組みについて
・高田久代氏(グリーンピース・ジャパン)「国民的議論のあり方」
>USTREAM:http://www.ustream.tv/recorded/24091986/highlight/279595
4.会場質疑応答
*大学生との質疑応答
>USTREAM:http://www.ustream.tv/recorded/24091986/highlight/279604
*まとめ 吉田明子氏(国際環境NGO FoE Japan)
>USTREAM:http://www.ustream.tv/recorded/24091986/highlight/279606
=所感=
そもそも原発の存廃は、メリットとデメリットを同じウエイトで俎上にのせて検討すべきでは。2030年に向けた発電の原発依存度をその割合とともに実現可能性や発電量に対するコスト予測、電力使用に対する一人ひとりの国民負担などで比較するのであれば、同等の扱いで核廃棄物の処理についても、その実現可能性や処分量に対するコスト予測、処分工程に対する一人ひとりの国民負担も明示されるべき。簡単にいえば、原発で得られるエネルギーというメリットで選択肢を提示すれば、多い方に流れるし、そこで発生する核廃棄物というデメリットを添えて選択を迫れば、原発依存などあり得ないのは自明の理。つまりは、政府が「エネルギー比率の三択」を提示した時点で、さらなる経済成長を目指すなら、原発に依存せざるを得ないこの国の窮状を曝け出している訳で。本当に必要なのは、それを踏まえた、「じゃ、どうする?」という国民的議論と思われるのですが。
>eシフト | 脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会:http://e-shift.org/
>UST全編:http://www.ustream.tv/recorded/24091986